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2008年2月14日 (木)

CANON AE-1P スクリーン交換

ジャンクのAE-1P。シャッター鳴きとスクリーンの汚れ。露出やシャッターは大丈夫そう。鳴き修理は分解本などを参考に行えるので、今回はスクリーンの汚れを対処したいと思います。

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ただスクリーンの汚れの対処と言っても、上の画像くらい汚れているっていうか傷だらけなんで、これではどうにもなりません。要は交換ということです。ネットオークションなどでAE-1Pのスクリーンをたびたび見かけますが、そういつも出るものでもないし、ジャンクのカメラほどのお値段することもあります。ここではお安く手間掛けずにということで、ジャンクでどうにもならないカメラからスクリーンを移植することにしました。

とりあえず手持ちのジャンクカメラからスクリーンを取り出してみます。もちろん取り出すのも簡単なボディを選びます。まず最初にNew EOS Kiss。これは結果NGでした。ピント面のスクリーン周囲が盛り上がっていて(枠があるので)ピント位置がずれました。次にOM-10のスクリーンで試みますが、スクリーンの上下の幅が大きく金枠に収まらず、上下を削れば大丈夫そうですが、削るのがもったいなかったので見送りました(笑)。そしてα7000のスクリーンを取り出します。運良く上下左右とも金枠に入る寸法です。ということでこれを利用することにします。

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AE-1Pから取り出したスクリーン(左)とα7000のスクリーン(右)。並べてみるとAE-1Pの方が汚いし黒っぽいですね。

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α7000のスクリーンです。丸印の出っ張り部分を削ります。削るのはカッターで出来ます。

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削りました。スクリーン表面に傷か付かないように、要は表面は触れないようにして削ります。少々硬めなのですが、薄いこともあって案外簡単に削れます。

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削ったあと金枠にセットしてみると、スクリーンを押さえる板バネから微妙に外れてしまうので、上画像側の板バネを少し内側に押し込んでおきます。ファインダー視野枠にギリギリ入らないくらいです。そしてスクリーンと枠の遊びを埋めるため、モルトなどを貼っておきます。上画像ではちょっと短めのモルトですが、もう少し長めにした方が良いかも知れません。

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金枠に填め込みます。少し緩くて不安定なのですが、ずれないようにしながらボディにセットします。

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ファインダーを覗いてみます。綺麗になっていますね。レンズを付けて遠くの風景を確認しましたが、無限もちゃんと来ているようです。

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次に露出のチェックです。α7000のスクリーンでは、ISO100の1/60sで、絞りの値がF2.8と出ています。

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次に別のAE-1ボディで確認します。ISO100 1/60sで、絞りはF2と出ています。ということはα7000は、1段アンダーということになります。ただAE-1Pの絞り値表示は1段毎なので、もっと細かく見てみます。今度はISO感度を1/3段ずつ変えてみます。両方のボディのISO感度を変えて行き、同じタイミングで絞り値が変化するところを見ます。すると露出誤差は1/3段もしくは2/3段であることが判りました(微妙に変わったり変わらなかったりしたので幅が出ました)。α7000のスクリーンが約半絞りほど明るいということですね。

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ファインダーは綺麗な方が良いですね。ファインダーが汚くても写る絵は汚れていないのですが、やはり写真は気持ちよく撮りたいし、その方が良い作品が出来る・・・ようなきになります(笑)。

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コメント

突然失礼します。キヤノンAE-1スクリーンで検索してたらヒットしました。
当方、友人より頼まれたAE-1のスクリーン清掃をするべく良い方法はないか?とネット検索していた者です。早速ですが、Pはスクリーンが下から外れるようですね。AE-1には半月版にネジが見当たりません。プリズム側からしか清掃できないのでしょうか?お教えくだされば幸いです。なお、トップカバーは外せましたが、糸を切らずにプリズムを外す自信がありません。
蛇足ながら、一緒に装着されていた35-70ズームの倍率リングがスカスカで、こちらのサイトを参考に分解調整してみようかなとも思っています。

投稿: ちゃんじつ1201 | 2009年7月14日 (火) 21時28分

ちゃんじつ1201さん。はじめまして。管理人のJWCです。コメントありがとうございます。

AE-1のスクリーンの清掃についてですが、あいにくAE-1を持ち合わせていないので確かめられないのですが、スクリーンをミラーボックス側から取り出せないのであれば、プリズムをおろす必要がありますね。

探してみたらカメラ修理関係の本にAE-1の修理方法が掲載がありました。学研の「よくわかるカメラの改造と修理」という本です。ご存じであればすみません。鳴きの修理についてなのですが、前板まで外していますので、プリズムも下せる状態なので、この本が参考になると思います。糸も外さないでしています。

記事をコピーはできないのでとりあえず簡単に書きます。この本によると、(1)トップカバーを外す。(2)底部のMg端子・FPC基板ネジなど外す。(3)蝶番部カバーと絞りこみレバー付近のリード線を外す。(4)トップの各リード線・2個のLEDの半田を外す。(5)FPCのネジとアイピースを外す。(6)前板ビス5本とアイピース部のビス2本を外す。(7)断線に注意しながら前板を引き出す。

こんな感じなのですが、各工程で注意事項がいくつもありますので、この説明だけでは難しいと思います。まずは冒頭で紹介しました本の入手をお勧めします。あんまりお役に立てなくてすみません。また何かありましたら遠慮なくコメント下さいませ。

投稿: JWC | 2009年7月14日 (火) 22時16分

JWC 様

丁寧なご教示ありがとうございます。
その本、確か図書館で見かけた記憶がありますので入手トライしてみます。
ところで、自分はロースキルのクラカメ好きです。2年くらい前からミノルタSR~レンズシャッターを中心にジャンク収集、壊したり、直したり、壊したりしています。どちらかと言うとマニュアル限定でAEカメラにはあまり興味が無かったのですが、これを機会にちょっと守備範囲を広げられたらと思っています。         またお教えください。
ありがとうございました。

投稿: ちゃんじつ1201 | 2009年7月15日 (水) 17時44分

ちゃんじつ1201さん。こんばんは。例の本、図書館なら無料で借りられますね。ページ数が少なければコピーも可かも知れません。がんばってチャレンジしてみてください。スクリーン綺麗になるといいですね。

AEカメラになると手に負えないものが多くなります。接点を綺麗にして動き出すものもありますが、まったく原因わからずバラバラの状態で放置しているものもあって、機械式に比べると歩留りが悪いです。でもいろいろ挑戦すると経験値が上がりますので、失敗も減り直せるのも確実に増えてきます。

投稿: JWC | 2009年7月15日 (水) 21時14分

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