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2008年3月 1日 (土)

CANON EOS5QD

どうやらEOS5のモードダイアルは壊れやすいというのが有名らしく、今回ご紹介のEOS5も壊れています。入手時はそれでも切り替えができていたのですが、レンズのテストをしようと棚から出したところ、ロック位置から動かなくなっていました。

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電源が入らなければ、どうのもならないのかこの手のカメラ。分解して目を覚まさせてあげることにしました。

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では簡単に手順を。(1)トップカバーのビス3本とグリップ部分の1本を外します。(2)裏蓋開閉レバーのカバーのビス2本を外し裏蓋開閉レバーのカバーを外します。(3)前カバーの3本とグリップ部の2本を外します。(4)ポップアップストロボの中のビス1本を外すと、前カバーが外れます。(5)トップカバーをゆっくり持ち上げてフレキやケーブルの断線に気をつけながら手前側にあけます。これでモードダイアルを外せるようになります。

で前カバーを外そうとした際ネックになった箇所が上画像の部分ですね。前カバーを外そうにも、ストロボをポップアップさせないと、このビスが外せないのです。電源が投入できないので降りたまま。手で持ち上げようにも持ち上がりません。どうしようか思案したあげく、強引に細いドライバーを差し込んで、無理やりビスをまわしました。なんとか外せたのですが、ちょいとエッジ部分とストロボに傷が付いてしまいました。電源が投入できる場合は、上画像に記入してあるように行うといいと思います。

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気づいたと思いますが、スプリングは金具に挟まってグニャグニャ状態。スチールボールは外れてころげ落ち、ボディ内部のフレキに挟まっていました。故障の原因は、このスプリングが外れやすいのと、モードダイアルと丸い金具の固定が緩んでしまうためのようです。スプリングの代用はないので、なんとか復元してあげて使うことにしました。

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モードダイアルと丸い金具を再度固定するために、ピンバイスで穴をあけてビスで固定します。

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ボディに取り付けます。上画像のようにモードダイアルは「L」位置にして、先ほど空けた穴に金具をあわせてビスをねじ込み、緩み止めで固定しておきます。そしたらスチールボールをセットします。

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スチルボール奥に押し込んで、スプリングを入れます。スプリングを入れる前に、少量のボンドを塗ります。スプリングを固定して外れにくくするためです。

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基盤にある透明な円盤の突起を背面側からみて9時の方向にして(上画像のように)、トップカバーをかぶせます。あとは逆順に組み立て完成です。

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モードダイアルのほかにも、グリップのベトツキという持病がありますね。これも修理しましょう。といってもベトツキを除去して(除光液または無水エタノール)、ラバースプレーを吹きかけるだけです。簡単なので開閉金具の部品だけUPしておきます。

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さてモードダイアルも直ったしグリップもきれいになったし、ボディとレンズをテストしてきましょう。

追記。ボディを使用してみました。

グリップのラバースプレーですが、一日使用したら指掛かりの部分(中指と薬指の盛り上がりの部分と、小指の部分)が剥がれてきました。

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一番力の入る部分だと思うのですが、強度がやや足りないようです。下地処理をしてからラバースプレーを繰り返し、少し多めに吹いた方がよさそうです。直したモードダイアルにつては、幾度も操作しましたが、きちんと機能し壊れることはありませんでした。

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コメント

こんにちは。
12年来所有しているEOS5QDを分解しようと、参考にさせていただいています。
カバーを開ける箇所で、(1)トップカバーのビス3本とありますが、ファインダーのアイピースを外したところの2本のほかにトップカバーにビスが見当たりません・・・。奥深いです。
修理できたらまたコメントさせてください。

投稿: うはいほ | 2010年10月15日 (金) 00時32分

うはいほさん、コメントあろがとうございます。管理人のJWCです。

EOS5QDのトップカバーのビスについてですか、ちょっとわかりにくかったですかね。

ファインダーアイピースのところに2本と、右手ストラップ釣り金具の根元に1本あります。それと、グリップカバーを外して、銀色のビスがトップカバーに向かって上方向にねじ込んであるので、これを外します。(1)の説明では合わせて4本ということになります。

ビスも大きさや長さなど微妙に違う場合があるので、外した場所に戻せるように分類しておくといいと思います。

無事修理できるといいですね。頑張ってください。

投稿: JWC | 2010年10月15日 (金) 06時22分

はじめまして。
情報公開いただいてありがとうございます。
おかげさまで同様の問題が解決しました。
うちの場合はボールを押すスプリングに問題はありませんでしたが、ダイヤルを固定するプラスチックの爪が折れており、同様にネジで固定することで、完全に復旧することができました。
いつも授業で使うアナログカメラの維持に頭を悩ませています。
本当に助かりました。

投稿: 鈴木 | 2014年10月 2日 (木) 13時48分

鈴木さん、しばらく休んでいるブログですがコメントありがとうございます。管理人JWCです。EOS5の故障の多くはこの部分でしょうか。現在1台のみ所有していますが電池切れで動きませんです。まあ正直電池を買ってまで使うことはないかなと思うので飾りになっています。そんなカメラたちが何台もいて不憫な思いさせていまが、それでもやっぱりお気に入りは手放せません。

授業でアナログカメラとのことで、こういうカメラは勉強になりますね。使ってあげてください。

投稿: JWC | 2014年10月 4日 (土) 20時55分

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