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2008年5月28日 (水)

PENTAX SMC PENTAX-M35mmF2.8

ジャンクのペンタックスKMのキャップ代わりに付属していたレンズですが、キャップといえどスカイライトフィルターのおかげで前玉にダメージはほとんどなく、後玉もやや拭き傷がありますが綺麗。蛍光灯にすかしても中のレンズも綺麗です。ということはボディの方がレンズのリアキャップ代わりということかな(笑)。

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そんなレンズですが、ジャンクとしての理由があるわけで、動作を確認すると、絞りの動作がと~っても緩慢で、俗に言う「粘り」というやつです。これを気づかないで撮影に使ってしまうと、開放以外は全て露出オーバーの仕上がりになって悲しい思いをしてしまいます。あとは問題は見あたらないので、分解してその「粘り」を改善することにしました。

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銘板リングを外します。これ結構きつく締まっていたので、ユニクリーンオイルを染み込ませた後、ゴムリングで緩めました。

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フィルター枠を外します。ビス3本で固定されています。どの位置でも組み立てできますが、不安なら位置がわかるようにどこか印をつけておきます。

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前玉ユニットを外します。スリ割りがあるので、工具でも外せますが、ゴムを当てるかゴム手袋でつまんで回せば工具痕が残らずに外せます。

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絞りユニットが露出しますが、はじめに上画像のリング(以後「押さえリング」と呼びます)外します。カニ目穴がありますのでを工具を使って外しますが、私は緩み止めに気づかず、2回ほど思い切りまわして空振りし、盛大に傷をつけてしまいました。緩み止めを溶かして回せば簡単に回ります。組み立てれば傷は見えなくなりますが、気になるので、あとで対処します。

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次に上画像のリング(以後「押さえワッシャ」と呼びます)を外します。ひとつ前の画像で「押さえリング」にカニ目工具を差し込んで当たった部分に傷が付きましたが、組み立て時の目印になります。この傷を目標に「押さえリング」をねじ込めば基に戻せるということです。なお「押さえリング」をねじ込み過ぎると絞りがまったく動かなくなります。

あと上画像の金具(以後「連動金具」と呼びます)にケガキします。この金具の位置で微妙に絞りの開き具合を調節しています。傷ではなくマジックがよいと思いますが、油を除去した際に消さないように注意しましょう。ちなみに私はケガキをしないで外したので、もとの位置が分からなくなりましたが、組み立てはデジカメ画像でそれらしい場所に取り付けました(笑)。

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「連動金具」を外す際、丸印部分(「連動金具」の突起)を少し押しながら作業すると外れやすいです。

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上画像のリング(以後「連動リング」と呼びます)を外します。差し込まれているだけなので引き抜きます。ただ絞り羽根が下にありますので、注意しながらゆっくり行います。

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「連動リング」を観察すると、油がべっとり付着しています。粘りの原因物質ですね。

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「絞り羽根」を外します。これも慎重に作業します。折れたりしたら悲しいですからね。「絞り羽根」も油で汚れ、レンズ側の部分にも油が多く付着しています。「連動リング」「絞り羽根」はベンジンに浸して洗浄。レンズ側はベンジンを染み込ませた綿棒(付け過ぎ注意)で油を拭います。絞りの前後の面のレンズが汚れていたら清掃しておきましょう。

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さて折り返し。全ては説明しませんが要点だけ。絞り羽根の組み立てですが初めてだと最後の1枚を差し込むのに難儀しますが、慣れるとそうでもなくなります。ただがさつに扱うと絞り羽根を傷めかねないので油断は禁物です。

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「連動リング」は「絞り羽根」の突起の入る穴がありますので、きちんと「絞り羽根」を並べないと「連動リング」がセットできません。

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盛大に傷を付けた「押さえリング」ですが、傷はリューターで削ってその上から黒板用の黒スプレーをしました。ほとんど目立たなくなりました。気持ちよいです。あとは分解時に説明した点などを注意しながら組み立てます。緩み止めも忘れずにしておきましょう。

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ケガキを忘れたということで、ちょっと絞りの位置に不安がありますが、MGに取り付けてシャッターを切っても絞り値に比例して開閉しているし、istDLでもそれなりに写っているようなんで、まあとりあえず実用的には問題ないでしょう。後日テスト撮影してみましょう。

○追記(テスト画像)

http://junkworldconn.cocolog-nifty.com/photos/gallery_pentax/jwc_test_20080531_kareki.html

http://junkworldconn.cocolog-nifty.com/photos/gallery_pentax/jwc_test_20080531_wakaba.html

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