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2009年4月

2009年4月28日 (火)

CANON EF ファインダー清掃

ジャンクのキヤノンEF。裏蓋が開かず、アクセサリシューの金具欠品、ファインダー内に多数のゴミ、ボディの凹みなど、確かにジャンクとしか扱えない代物ですね。ただ電池なしですがシャッターは快調に切れてますので、裏蓋をなんとかすれば写真は撮れそうと判断し入手しました。

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裏蓋はヒンジ側の軸を押しこみ、巻き戻しノブを持ち上げたらあきました。観察してみると、なぜか裏蓋に歪みがあります。これを手で矯正して少し渋いですが開くようになりました。そしらた何とフイルムが出てきました。巻き戻してあったのですが、前オーナーは取り出せなかったようです。何が写っているか・・・前オーナーには申し訳けありませんがフイルムは感光させ処分させて頂きました。ご容赦を。

さて電池を入れて確かめると露出計が動きます。シャッターもOKなのでファインダーを綺麗にすれば十分フィールドで役に立ちそうです。ということでトップカバーを開けて清掃することにしました。

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(1)巻き上げレバー(2)巻き戻しクランクとISO感度ダイアル(3)キャッツ切り替えスイッチ、トップカバーのビス6本を外し、トップカバーをゆっくり持ち上げ外します(ネジ類の逆ネジはありません)。なおシャッターダイアルはB位置にてオープンしました(ギアの位置を再現できればどこでもよさそうですが)。

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アイピースを外します。

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ペンタ部に基板があります。プリズムを下ろすためにはこの基板を剥がさないとなりません。

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画像のリード線を外します。6本あります。あと画像に記述していませんが、キャッツ切り替えスイッチからリンクするレバーを外しておきます。

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プリズム押さえ金具を外します。私は誤って片方のスプリングフックを破損してしまいました。外すときまたは取り付けるときに注意が必要です。なお破損したものは取り付けられないので、金具自体にピンバイスで1mmの穴を開けて引っかけられるようにして対処しました。

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アイピース付近の左右のビスを外すと上の画像のようにベースごとごっそり取り外せます。

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プリズムを取り出します。スペーサも入っていますので、左右どちらに入っていたかメモしておきます。

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プリズムが乗っていた枠を外します。画像の左下の金具はキャッツ切り替えスイッチのリンク金具です(この時点で外したものではありません)。

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この時点でメーターが見えますね。次にコンデンサーレンズとスクリーンが入っている枠を取り出しますが、このメーター類に気をつけないといけません。また最大の問題が枠を固定しているビス3本ですが、これを外すとピント(無限)位置が狂うことです。コンデンサーレンズのみ掃除でOKの場合は、これ以上の分解はやめておきます。

今回はコンデンサーレンズとスクリーンの隙間のゴミとカビがかなり多いので、無限位置が狂うことを承知の上分解することにしました。

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取り出しは指針を避けるように片側から枠を持ち上げます。かなりデリケートな作業です。失敗して指針を傷めると情けないことになりますので細心の注意を払います。組み立て時も同様です。神経使います。

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枠からコンデンサーレンズ、スクリーンを取り出します。まずシャッタースピード表示板をはがします。ゆっくり丁寧に。コンデンサーレンズとスクリーンを絞リ表示板とは反対側から持ち上げます。取りだしたコンデンサーレンズとスクリーンはビニールテープでとめられていますので、これを剥がし両者を分離します。すると上画像のようになりそれぞれ清掃できるようになります。

ビニールテープの再利用ができなくなった場合は、普通のセロハンテープを同じサイズに切って代用します。それから組み立て時に絞り表示板の突起を、ボディのそれなりの場所(見ればわかります)に入らないと連動がうまくいかなくなりますので注意が必要です。

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清掃前と清掃後のファインダー画像です。ちょっと解像度が悪くわかりにくいのですが、まあまあ綺麗になりました。あとピントの問題ですが、組み立て時に中望遠レンズを取り付け遠くの風景を入れてルーペで観察しながら一番シャープな印象となる位置に調節してこれを無限とすることにしました。

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あとは撮影してきちんと写るかが問題ですが、近日中に実写チェックしてみましょう。

それからアクセサリシューにはシューカバーを差し込みました。少々ゆるいのですが厚紙を挟んで抜け落ちないようにしました。ストロボは使わないことにしてこれをつけっぱなしにしておきましょう。

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