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2009年11月 2日 (月)

CANON AE-1

キヤノンAE-1を入手しました。チェックしたところ動作は問題ありませんが、モルトの劣化とファインダーの汚れがありました。今回はファインダーの清掃と前板を外してアイピース下のモルト交換、まだ発生はしていませんが「鳴き」の対策をしたいと思います。

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AE-1は市販の分解本がお手本になりますので、電装がありますが注意事項を守りながら手順通りにやればそう難しくはありません。手順は「学研 よくわかるカメラの改造と修理」「技術評論社 ジャンクカメラの分解と組立にもっと挑戦」を参考に行います。前者はAE-1の持病ともいわれる鳴きの修理、後者はAE連動糸の修理方法とプリズムをおろす方法、それから前板を外す方法が紹介されています。

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トップカバーを外すと、このような状態になっております。丸数字の部分を外すのですが、多少前後してもOKですが私はこの順番で外しました。半田コテがリード線などに干渉せず外しやすい場所からということになります。ちなみにリード線の色と位置は本に掲載されている通り同じでした。

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左肩の可変抵抗部分です。トップカバーを開けた状態での位置を参考にしてください。

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こっちは右肩の巻き上げレバー部分です。白い円盤がありますが本のは黒いので、年代によって多少改良がくわえられているものと思います。ちなみにこのボディは比較的後期の部類のようです(SNo.406****)。

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アイピースの部分ですが、アイピースの清掃だけでしたら、上画像のように行えば出来ます。AE連動糸を外さなくても出来そうですが、これも本に書かれていますが、糸を切ってしまうリスクがありますので、やっぱりAE連動糸を外して行った方が良いでしょう。

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前板を外しました。画像の場所にモルトが使われていますので、新しいものに交換しておきます。また鳴き対策でギアに希釈オイルを注油しておくのも忘れずにですね。

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プリズムをおろしてプリズムとコンデンサーレンズを清掃しておきます。メーターに注意しながら行いましょう。

今回スクリーンとコンデンサーレンズの隙間は綺麗でしたので、これ以上分解はしませんでした。清掃する場合はたぶん枠のビスやメーターを外す必要があると思います。メーターの針は最重要な場所ですので曲げたりして壊さないようさらに注意が必要です。

ここまで出来たらあとは逆順に組み立てればOKなのですが、私は一回前板の組み付けに失敗して、巻き上げが何度も出来てシャッターが切れなくなってしまいました。もう一度分解して巻き上げの状態を確認しながら組み立てOKとなりました。ポイントは前板を組んだ時に巻き上げレバーを借り付けして巻き上げをチェックしてみることです。何度も巻き上げ出来るようですとNGです。一回巻き上げるか巻き上げした状態であれば巻き上げ出来なければOKかと思います(コメント頂きました方が前板の組み込み方法をご紹介されています。私はまだ挑戦していませんが組み込みの参考にコメントをご覧ください)。

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前オーナーによると高校の時にバイトして買ったカメラだそうです。私も当時はこのカメラに憧れたものです。綺麗になったこのカメラで何か撮ってきましょう。

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コメント

AE-1は父からもらい、気に入ってがんがん撮りまくりしたが 7年ほど前にデジカメに浮気してしまいました。
(保管する前にはメンテナンスに出し、防湿にも気を使っていました)
ところが!

つい最近になって「もう一度使おう」とワクワクしながら引っ張り出したら フィルムが巻けずシャッターも押せません。 露光計(?)は動くし、たまぁ~~に気が向いたようにシャカッと気持ちの良いシャッター音をさせてくれますが…
電気系統の故障だからあきらめろ、という人もいます。

EOS-1000も持ってはいるのですがAE-1には独特の魅力があると思います。中古の可動品でも買おうかなぁ…(;ω;)

投稿: ちゃるるん | 2010年1月13日 (水) 10時04分

ちゃるるんさん、はじめまして。JWCと申します。AE-1についてのコメントありがとうございました。

AE-1が動かなくなってしまったそうで残念でしたね。ご存知でしたらすみませんが、AE-1はシャッターに関連する歯車の油切れでシャッターの動作に支障をきたすようになります。シャッターが切れない場合巻き上げもできませんので、もしかするとちゃるるんさんのもそのような現象かもしれません。

中古屋さんやネットオークション等で買った方が安上がりかも知れませんが、想い入れのあるカメラでしたら一度専門の修理業者さんに見て貰ったらどうですかね。油切れなら歯車の注油で直ります。

カメラもたまに(年1度くらい?)引っ張り出してシャッターを切ってあげると長持ちするようです。それから仕舞っておく場合はシャッターは切った状態にしておくといいと思います。巻き上げたままですとシャッターの軸のバネが弱って幕の動きが悪くなり、シャッターは切れるものの、出来上がった写真は半分写ってなかったなんてことになりますので。

もうすっかりデジタルの時代ですが、たまにはフイルムカメラを使うのもいいですね。そして是非AE-1でいい写真撮ってください。話がちょっと長くなりましたね。また何かありましたらコメントくださいませ。m(_ _)m

投稿: JWC | 2010年1月13日 (水) 16時41分

デジカメに浮気しているあいだにヘソを曲げられちゃったような気もしています。

やはり時々シャッターを切ってあげないといけなかったんですね。今使っていないカメラも早速電池を買ってきて動かしてあげようと思います。
アドバイスありがとうございます(o^-^o)

カバーをかけて大事に使っていたので諦めるのもなかなか決心がつきません。
中古屋さんで見てもウチの子ほどキレイな子はいないんですよぉ(ノд・。)
もっと可愛がってやれば良かったなぁ…

自分で思っていたよりも愛着をもっているのに気がつきましたので修理も視野に入れて考えてみようと思います。
いろいろとありがとうございました☆

投稿: ちゃるるん | 2010年1月13日 (水) 17時29分

ちゃるるんさんのAE-1は綺麗な外観なのですか~いいですね~。程度のいいのは貴重かもしれません。う~んそうですね~直るのであれば修理屋さん(中古屋さんでも)に見積もってもらって自分の予算に見合うようであれば修理進行、ダメなら返却でもよろしいかと思いますので考えてみてくださいませ。ではでは。

投稿: JWC | 2010年1月13日 (水) 21時06分

最近カメラ屋さんから頂いたαマウントの
25-135ズーム。
胴体が回らず
25-50あたりしか使えない状態でした。
ゆさぶるとカラカラ音がするので分解手順を探して、あっちえフラフラこっちえふらふらしていたら、ここにたどり着きました。
いや、、、さすがです。
その、、記録写真のクオリティにびっくりですよ。
なんて美しい接写!!
どれもこれも分解手順より美しく映し出された機械の美しさにほれぼれですw
もはや変態の領域!

だからこそ状態が写真で伝わり、作業の細かな心遣いが映し出されているのだなあと
ひとりで関心してしまいました。

今後ともよろしくですw

投稿: rinze | 2010年5月 9日 (日) 02時47分

rinzeさん、コメントありがとうございます。管理人のJWCです。ネットで検索すると分解修理関係の記事が沢山でてきて、中には沢山のカメラの修理やすごい技術を持ったかたがいらっしゃって私も関心するばかりです。αマウント25-135ズーム修理できるといいですね。

掲載写真、おほめいただき恐縮です(嬉)。撮影は不要なものが出来るだけ写らないように、部品を退かすか、余裕があるときは物撮り用の机に移動して撮っています。移動すると破損や部品を紛失する恐れがあるのですが注意しながらやっています(たまにトレイをひっくり返します:笑)。

カメラの部品もいい形をしているので綺麗に撮りたいという気持ちが働いています。作品とは違うので部品そのものを見せるようにしないといけないところが難しいです。

またお気軽にコメントくださいませ。今後もよろしくお願いします。

投稿: JWC | 2010年5月 9日 (日) 07時32分

NFD 28-85の前群カタカタで検索していましたが・・・ここにたどり着きましたぁ本当にすばらしい記録写真だしコ-テングの色に改めて感動しました。レンズってやっぱりいいですね~ん?それはさておき前群のカタカタ~仕様なんですかね~

投稿: Nao | 2010年5月 9日 (日) 09時16分

Naoさん、管理人のJWCです。コメントありがとうございます。レンズのコーティング、光をあてるといい色が浮かんできて綺麗ですよね。

さてNFD 28-85の前群カタカタですが、残念ながら今同レンズを所有していませんで確認できません。以前所有はしていたのですがその時は気付きませんでした(使ったことは使ったのですが頻度は少なかったです)。

ズームレンズですと複雑なカムにより焦点制御をしていますが、そこにプラスチックのコマが使われていて、経年変化で朽ちてズームやピントリングにガタが出ているのをよく見かけます。想像ですがそういうことが影響して各部品同士の遊びが大きくなってカタカタという現象が出ているかも知れないですね~。と、はっきりとしたことがいえなくてすみませんです。やはり気になる場合は修理屋さんに依頼するのが良いかと思います。

あまりお役に立てなかったようですね。また何かありましたらお気軽にコメント下さいませ。

投稿: JWC | 2010年5月 9日 (日) 21時13分

前板の組み付けは、ミラーユニットとシャッターユニットの状態をレリーズ後のルーズな状態で組むと失敗が少ないです。
組み付けテストのための巻上げは、下部のワインダーフックにラジオペンチの先を引っ掛けて回すせば巻き上げレバーを取り付けることなく行えます。
巻き上げたついでにレリーズマブネットのレバーを指で動かしてシャッターが切れることを確認すればよろしいかと思います。
それによりシャッター鳴きが直っているかどうかの確認もできます。

投稿: だめ | 2012年4月21日 (土) 11時22分

AE-1のシャッターが切れない件ですが、二重露光を防ぐためのスイッチが接触不良になっているのではないでしょうか?
カウンターの前あたりに巻き上げ動作で作動するスイッチがあります(Aシリーズには全部あります)ので基板側を清掃(皮膜ができているようでしたら金属クレンザーで軽く研磨)すると直るケースが多いです。
軽い症状の場合は底板を外して、シャッターマグネットを手動でうごかし、何度かシャッターを切ってやると接触が回復することもあります。
メーターが動く状態でしたら、基板不良(AE精度を除く)はほぼありません。
シャッターマグネットの固着も考えられますが頻度は激低です。

投稿: | 2012年4月21日 (土) 11時34分

だめさん、名無しさん(だめさん、だめおやじさんと同じ方ですかね?)、コメントありがとうございます。前板の組み付けなどテクニックのご紹介ありがとうございます。私なりに考えてみた方法で記事にしたのですが、もっと良いやり方があるのですね。とても参考になります。とりあえず記事にしたAE-1は快調に動いてますので、今度別のAE-1を入手したときにご紹介の方法でやってみたいと思います。

投稿: JWC | 2012年4月21日 (土) 12時00分

初めまして、この度AE-1を500円で購入しまして電池を買って動かしてみたのですが露出計の針が動かないんです。
電池のチェックでは動きます。
ASA3200でB~1/8秒までは指針が4の位置で下の赤丸のLEDが点滅します。
ASAを400とかにしたらシャッターを半押しにしても指針は動かなくなります。
露出調整用の3個のボリュームの接触を疑っているのですが・・・
どこが怪しいのか教えて頂けないでしょうか?
よろしくお願いいたします。

投稿: カズオー | 2019年6月11日 (火) 09時02分

カズオーさん、管理人のJWCです。コメントありがとうございます。

出計の針が動かず怪しい所ということですが、結論から言うと、すみまんせん私もよくわからないんです。

ただ、ASA3200でB~1/8秒までは指針が4の位置の下あたりで振れて、シャッターがそれなりに切れるのであれば、何かしら方法がありそうな感じがします。

3っつの可変抵抗を清掃してみるのも手かも知れませんね(どの抵抗が何を意味してるかはわかりませんが)。あとは左肩のASA感度を制御する円形の基板とシャッタースピードダイアルから来る糸が切れてる(正常か否か)とか(修理本によると分解手順を踏まないと糸が切れるということです)、AE基板とを結ぶリード線の断線とかハンダ不良とか、チェックしてみる価値はあるかも知れません。コンデンサやICなどの劣化があるとお手上げでしょうか。

あんまりお役に立てず申し訳けありませんが、そんな所で探ってみてください。よろしくお願い致します。

投稿: JWC | 2019年6月11日 (火) 19時23分

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