FUJICA

2008年2月25日 (月)

FUJICA GS645 Professional 二重像調整

最近、私の目は乱視(だと思う)が進んで、物がはっきりと二重に見えるようになったのですが、それは左目の方だけで、右目は大丈夫なのです。もともとカメラのファインダーを覗くのに右目を使っていた(要は利き目が右)のですが、右目の視力が落ちてきてピントが合わせにくくなってきたものですから、よく見える左目を使うようになりました。しかしその左目が今度は乱視になったものですから、また元の右目に戻しています。

このGS645をチェックしたときは右目でファインダーを覗いてみたのですが「なんか微妙に上下にズレるな~」と。右目は乱視ではありませんので、これはカメラの二重像がズレているのですね。もっとも、私の二重に見える目と二重像は全然見え方が違いますけど(笑)。まあでもズレは少しなので、気にしなければいいのですが、実際いろんな被写体に向けてみると、やっぱりピント合わせがしっくり来ないので、調整することにしました。

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調整はトップカバーのアクセサリーシューを外して行います。最初、トップカバーを開けて「どうなってるのかな?」と確認してみましたが、トップカバーを開けなくても調整作業ができることがわかりました(概ねレンジファインダーカメラはトップカバーを開けなくてもできるようです)。手順は簡単。(1)丁寧にシューの黒いバネ板(正式名称は?です)を外します。(2)つぎにシューのレール金具(これも正式名称?です)にある3本のビスを外します。(3)すると上画像のようにベースも外れます。このベースには接点に接続されてるコードが1本ありますので、断線しないように気をつけましょう。

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(4)中を覗くと調整するネジが2つ見えました。画像の上側が水平を調整するネジ(プラス)。画像のした側が垂直を調整するネジ(マイナス)です。調整したいのは垂直方向なので下側のネジにドライバーを差し込んで、ファインダーを覗きながら調整します。緩み止めがされているようなのですが、この個体はそのまますんなり回りました。二重像の調整はこれで完了。ほんと簡単ですね。

せっかくなのでトップカバーの開け方を書いておきます。これも簡単です。(1)巻き上げレバーを固定する飾りネジを外します。順ネジです。ただ遊びが大きいようで、ねじ込む時斜めになりやすいようです。きつくなって無理にねじ込むと、ねじ山を壊しますので要注意です(私、5~6回やり直しました)。(2)巻き上げレバーと付随する部品を外しておきます。順番が狂わないように並べるなりメモを取ります。(3)トップカバーを固定するビス3本を外します。1本だけ長さが短いので場所をメモります。(4)ゆっくりトップカバーを持ち上げます。シューに来るコードがあります。断線しないようにこれも要注意。これでファインダー窓の内側のお掃除が出来ますね。汚れを取ってすっきりしましょう。なおフイルムカウンターのプラ窓が外れるかも知れません。落として紛失しないようにしましょう。って私、床に落としました(笑)。

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2008年2月23日 (土)

FUJICA GS645 Professional 蛇腹の自作

フジカGS645プロフェッショナルのジャンク品を入手。外見は綺麗。レンズも綺麗。露出計正常。モルト痛み・・・まあいいか。蛇腹劣化・・・あ~やっぱりこの蛇腹劣化のためジャンク品な訳けですね。

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蛇腹劣化をなんとかせねば写真撮れません・・・っていうかテスト撮影したら光線引きのオンパレード(笑)。補修を試みるも穴が多すぎて、補修部分の厚みが増してレンズを収納できなくなってしまいました。こうなったら仕方ないので、蛇腹を取り除いて交換することにしました。本来はプロの修理屋さんにお任せすべきところですが、やはりここは自分で蛇腹を作って交換にチャレンジすることにしました。

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これ、取り除いたオリジナルの蛇腹。観察すると、黒の布素材に黒ビニール、その間にウレタンのようなものをサンドした構造になっています。まあ当然同じものなんて入手は困難なので、簡単に手に入る黒の画用紙を利用することにしました。が、このままでは遮光と強度に問題があるので、いろいろ考えた末に、ラバースプレーを吹きつけて(ゴム皮膜ができる)対応することにしました。結局このラバースプレーを通販で購入したので(地元の店では入手できませんでした)身近なものでの作成ではなくなってしまいました(まあ都会であればハンズあたりで入手できるようです)。これでコーティングして遮光&強度&防水対策とします。尚、蛇腹を固定していた金枠は蛇腹といっしょに取り外しておきます。20080223_03

黒の色画用紙に図面を引きます。シャーペンで線を引き、消しゴムで補助線や余分な線を消しておきます。寸法は取り出したオリジナルの蛇腹から求めます。ざっとですが、レンズボード側の長さが52mmくらい、ボディ側の横辺が73mmくらい、縦辺が57mmくらい、蛇腹の山から山までの長さが15mmです。

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カッターで切り出しました。オリジナルと同じように両脇を斜めにカットされてますが、まっすぐに切ってしまうと、畳んだときに厚味が増して収納できなくなる恐れがあるためだと思います。あと「のりしろ」も取っておきます。

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折り目を入れます。シャーペンでなぞっているので、折りやすいです。山と谷はオリジナルと同じになるようにして行きます。

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ここでラバースプレーを吹き付けます。2~3回塗りでOKだと思います。表も裏もです。

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失敗作の蛇腹で防水性の効果を確かめてみました。水道の蛇口から水をジャバジャバかけます。見事に水を弾いています。このまましばらく放置しても裏側には染み出てきませんでしたので、十分に効果はあるでしょう。

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ラバー塗装が乾いたら、四角になるように丁寧に形を整えます。

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ゴム系ボンドで接着します。試しに木工用ボンドを使ってみたのですが、貼りつきませんでした。今回使用したゴム系ボンドは「ボンドG17クリア」。ちょっとはみ出し気味で汚くなってしまいました。畳んだときに少々べとつく感じがしましたので、アクリル塗料ではみ出した部分を上塗りして対応しました。尚、ゴム系ボンドは張り皮用で使う柔軟性のあるG103の方がよいかも知れません。

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金枠を作った蛇腹にセットします。ボディ側だけです。「のりしろ」がネジ穴に被るときは、はさみでカットしちゃいましょう。「のりしろ」にゴム系ボントを付け、金枠と固定します。

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ボディに蛇腹を取り付けます(ボディの遮光用モルトは予め貼りなおしておきます)。ここが結構大変で、本来はレンズなどの部品を外して作業するものと思われますが、そこまでは分解したくない(きちんと動いている)ので、少々強引ですが前側から作業を行います。

軸の細長いドライバーを前側から差込ます。先端にビスを付け、軸を弓なりに反らせてビスを穴にねじ込みます。このとき多少蛇腹が痛んでしまうかも知れません。私は穴が開くほどではありませんが少し痛みましたので念のため補強しておきました。痛むのを防ぐ対策としたら、蛇腹の山から山の長さを少し短くすれば、干渉が少なく痛める心配も減ると思います。ただ短くしすぎると、ボディ側とレンズボード側が連結できなくなる可能性が出ますので、ほどほどくらいにというところです。

レンズボード側にも金枠を接着し取り付けます。レンズボードとの連結はフイルムゲート側から簡単にビスで固定できます。

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畳んだところです。みると蛇腹が等間隔になってませんね。正確な図面を引いたわけではありませんので。まあこれは手作業の味ということでお許しを(笑)。

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これ試作品です。右が6X6の正方形版。左が6X45の長方形版です。いきなり本番作成でなく、幾つか作って練習しておくと問題点などが出てきて、本番作業での失敗が少なくなります。

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ということでこれで完成。あとは試写して光線漏れがあるかどうか。目視では大丈夫なんで、きっと大丈夫でしょう。結果はまたあとで追記しておきます。

○試写しましたので追記します(2008/10/16)。

自作の蛇腹。半年以上経過してますが遮光には問題ないようです。写りもまったく問題なくシャープで綺麗に撮れてました。

http://junkworldconn.cocolog-nifty.com/photos/gallery_fujica/jwc_test_20081016_fujica_gs645_01.html

http://junkworldconn.cocolog-nifty.com/photos/gallery_fujica/jwc_test_20081016_fujica_gs645_02.html

ただフイルムカウンターの不具合が発生し途中巻き上げ不良になってしまいました。撮影後、分解して修理しましたがこの辺りが軟い部分のようです。

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