MINOLTA

2008年11月 2日 (日)

MINOLTA α-SweetII

ミノルタα-SweetII。アルファは機種依存文字かな?化け文字になっても読めるようにアルファスイートIIと書いてもおきましょうかね(笑)。ジャンク品として入手したものですが、特に機能的な不具合はなくすこぶる調子がよいです。しかしですね~、お外で使うのにはちょいと気が引けてしまうことがあって(これがジャンク理由の一つ。他は落下品と思われTOPカバーの一部に少しヒビが入ってますが目立ちません)今回はそれを解決してあげました。

Jwc_test_20081102_minolta_a_sweet2_

画像を見てお気づきですね。本来は機種銘板が左肩にあるのですがそれが欠落していたんです。これがないとやっぱり格好が付きません。復元するにも元々のものはメタリックな銘板なものでとてもマネできるものではありませんし、ニコイチするジャンク品もありませんでしたから、とりあえず持っている材料を使っての復元になりました。

材料は修理で余った端切れの張り皮を同じ寸法に切ってボンドで貼り付けました。最初はこれだけで終わりだったのですが、眺めてみるとのっぺらぼうで少々寂しかったので、「アルファ」文字でも貼り付てあげることにしました。

Jwc_test_20081102_minolta_a_sweet_2

で貼り付けた文字。ちゃんと盛り上がっているんですね~この文字。これはミノルタα7000のボディから型取りして造形したものです。やっぱり平面よりも立体の方が高級感が出ます。高級機などプリントではなく彫りこんである所に墨入れしているのと同じです。そんなわけでもってペイントもしてあげました。筆塗りなんでゴツゴツしてますがぱっと見わかりません(いやわかるよ:笑)。赤色にしたのはレンズの「AF」の彫りこみ文字が赤だったので色を合わせました(ホントはFM10のグリップ修理のときに使った塗料があったんで)。AF-アルファの色がいっしょなんで似合ってると思うのですがどうですかね?

これで終了。こんな簡単な工作で使う気になれるのですから人間(私のこと)の感覚とは面白いものなんですね。しかもたった1時間の作業ですが妙に愛着が湧きます。夜TVを見ながらず~っといじってたりします。こういう精神状態で写真を撮りに行けば楽しく撮影ができるし、さらに良い作品が撮れるような気もしてくるんですね。カメラが変わっても気分よくても技術は変わらないんですが(笑)。

では使ってきましょう。試写結果はまた後日。

○追記の試写です(2008/11/08)。

http://junkworldconn.cocolog-nifty.com/photos/gallery_minolta/jwc_test_20081108_minolta_a_sweet2_01.html

http://junkworldconn.cocolog-nifty.com/photos/gallery_minolta/jwc_test_20081108_minolta_a_sweet2_02.html

私の手には少し小さなボディですが軽快に撮影できます。このミノルタの標準レンズは初代のものですが古くても良い写りだと思います。

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2008年9月 6日 (土)

MINOLTA ROKKOR-TD 45mmF2.8

ミノルタROKKOR-TD 45mmF2.8のジャンク品。前玉・後玉・絞りの前後の面にカビの発生があり、そのままボディに取り付けてファインダーを覗くと、うっすら白み掛かっています。このまま撮ると寝ぼけた写真になってしまうので、カビ除去するためにちょっとだけ分解してみました。尚、カビ以外は特に問題なしです。

20080906_01

とりあえず前後の玉を清掃してから、前玉側か後玉側からかどちらから分解しようか、ちょこっと考えた(ほんとにちょっとだけ:笑)のですが、やはりカニ目穴のある後玉からが無難なので、そちらからアクセスすることにしました。

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上画像のように内側にはスリ割り、外側にはカニ目穴があります。内側のスリ割りのあるリングは後玉自体を押さえているリングですね。単純な構成のレンズ(3群4枚)で後玉は2枚貼り合わせで1群を構成しています。

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カニ目に工具を当てて回すと後玉ユニットがはずれて、絞りの前後の面がお掃除できました。クリーニング液と無水エタノール、そしてブロアーで埃を飛ばして綺麗に清掃します。前玉の裏(1群目)もよく確認しておきますが、この個体は運良く問題なしでしたので、そのまま後玉ユニットを取り付けて完成となりました。なので今回の修理はとっても簡単でした。

20080906_04

ミノルタX-1に取り付けて記念撮影。薄型のレンズがとってもかっこよいです。ミノルタXEにてお外で使ってきましたので試写をUPしておきます。特に問題なく写りも満足できました。

http://junkworldconn.cocolog-nifty.com/photos/gallery_minolta/jwc_test_20080906_rokkor_td45_02.html

http://junkworldconn.cocolog-nifty.com/photos/gallery_minolta/jwc_test_20080906_rokkor_td45_01.html

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2008年6月14日 (土)

MINOLTA XE

ミノルタXE。あるカメラ修理本で「ぷっぷりずむが、はっはがれてる!」って感じのコピーがあったかな(笑)。ミノルタXEの代表的な症状のプリズム腐食ですね。

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本機は運良くファインダーを覗く限り、その症状はみられません。しかし、各箇所のモルトはベトベトですから、プリズムの部分も同じといえます。ファインダー内も少し汚れていますから、お掃除することにしました。

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まずアイピースシャッターレバーを外します。丁寧に張皮を剥がし、中のビス(マイナス)を緩めレバーを外します。

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ミノルタの銘板カバーを外します。木ネジタイプのビス2本で止められています。続いてプラスチックのペンタカバーを外します。ビス4本で止められています。アイピース脇の2本と、エプロン横の2本です。

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カバーが外れると電装が露出します。上の画像の矢印のビス2本を外し、プリント基板を捲り上げます。両脇にリード線が束ねて入っていますので、解すようにリード線を引き出しながら捲ります。半田付けされている部分が取れないように、注意しながら作業しましょう。

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基板を捲り上画像のビス2本を外します。これがプリズム押さえとなっています。またプリズムに被さる形で金具があり、これにはリード線が接続されていますので、半田が外れないように脇によけておきます。

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プリズムを降ろし清掃します。モルトの当たる部分ですが、少し付着があります。無水エタノールをつけて軽く拭いてみると、銀蒸着が僅かに現れてきました。やはり腐食も時間の問題でした。丁寧に古いモルトを除去し、黒塗装をしておきます。これで腐食の進行が少しは遅くなったことでしょう。

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ファインダーブロックのモルトを除去します。この部分がプリズムを腐食させているのですね。ちなみに両面テープタイプですので、ゆっくりゆっくり捲ると綺麗に剥がせます。

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貼替えるモルトは上画像の寸法です。厚みは手持ちの1mmのを使いました。モルトを交換したあと、ついでにコンデンサーレンズも清掃しておきましょう。

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ファインダーカバーの両脇にも長さ30mm、幅2.5~3mmのモルトがあります。これも除去して貼り直します。

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アイピースを外して清掃を行います。アイピースはアイピースシャッターと一体型のユニット構成です。ビス2本で固定されています。

一応ここまで。あとは逆順に組み立てればOK。フイルム室とミラー受け部分のモルトも交換です。

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ミノルタのXEの電源スイッチは巻き上げレバー下の側面にON・OFFが付いていますが、これってキヤノンのEFに似ています。またこの機種の位置づけも、X-1の下位機種。キヤノンはF-1の下位。デザインも最上位機のデザインを引き継いで、かっこ良さも持ち合わせています。ではまたそんなXEで試し撮りしてきましょう。

追記(6/15)。

試写しようと動作確認していたら、どうもメーターが不安定のようです。「こうしたらこうなる」というのがはっきりわからなく、今日半日悩みましたが、結局わかりませんでした。想像は付くのですが。

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ルーペで観察すると、リード線の半田付けが2度付けされたようになっています。恐らく前オーナーが分解して外したものかと思います。プリズムのお掃除なのか、露出計の不具合を探るのか、ニコイチしたのか定かではありませんが・・・。まあこういった不具合は電子カメラの宿命ともいえますから仕方ありません。症状を見ながら騙し騙し使ってみましょう。

と1点気になったのでISO感度ダイアルを分解してみたら、擦動抵抗の部分が結構汚れてました。

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一応クリーニングして動作確認してみると、今のところメーターの不安定さはなくなっています。これが原因かはもう少し様子を見なければなりませんが、後で外で使ってみましょう。

○追記(テスト画像)

http://junkworldconn.cocolog-nifty.com/photos/gallery_minolta/jwc_test_20080617_minolta_xe_01.html

http://junkworldconn.cocolog-nifty.com/photos/gallery_minolta/jwc_test_20080617_minolta_xe_02.html

心配されたメーターは一度も不安点になることなく正常に動作しました。完璧!!!(嬉)。これ結構使いやすいカメラですね。必要な情報は全てファインダーで確認できて、使っていてほとんどストレスなかったです。いいカメラです。

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2008年1月11日 (金)

MINOLTA AF ZOOM 75-300mmF4.5-5.6 NEW

ミノルタの75-300、望遠ズーム。初代レンズに比べ軽量化とともに全長を短くしコンパクトに仕上げ、取り回しがよくなっています。ただその反面高級感が失われている気がします。

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さて本レンズの症状ですが、動作的にはまったく問題なしの、レンズカビ発生のジャンク品であります。

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前玉の裏側の縁に不快なカビ、後玉裏側にこれまた不快なカビ。大変に気になるもので、この状態ではとても使う気にもならず、ましてや他レンズと一緒にしまっては置けません。やはり可愛そうですので、お掃除してあげることにします。

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ではまず前玉側から処置しましょう。前玉を押さえているリングを工具を使って外します。すり割りが4箇所ありますので、その何れかに工具を当てて廻します。結構きつく締めてありますので、空振りに注意しながら慎重に行います。一旦緩むとすんなり廻せますので、緩んだら竹串などを使って廻しましょう。

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すると前玉ユニットが取り出せます。2群3枚構成で、カビは1枚目の裏側に発生して、このままでは拭けません。

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裏返してみると、こちら側にもリングにすり割りがあります。ここに工具を当てて廻します。左手に持つユニットにはあまり力を入れないで、右手のすり割りに当てた工具に適度な力を入れて廻します。左手で強くユニットを握ると、ユニット自体が歪みリングが廻せません。これはフィルターを外すときと似ていて、フィルター枠を強く握ると枠が歪んで外れないのと同じです。ですので必要以上の力はいりません。

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リングが外れると前玉ユニットから2群(2枚貼合せ)目のレンズが取り出せます。

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前玉ユニットには1枚目のレンズのみ残っています。上画像のようにカビが発生しています。なんでこんなところにカビが出るのかな~と考えると、前玉が濡れて縁から胞子を含んだ水分がしみこんで、カビが繁殖する。と素人ながら、結構当たってるかもと思う次第であります(笑)。

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カビをふき取り、外した2群目のレンズをユニットに取り付けました。綺麗になったでしょ。まあ厳密に言うとカビ跡もあるし、拭いたので拭き傷もあるし、拭きムラもあるし、埃も少し入っているのですが、カビてるよりは良いでしょう。

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本体に前玉ユニットを組み込みました。う~ん美しいコーティングです。

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では後玉の処置を行いましょう。電子接点のビス2本を外し、接点ベースの下に小さなバネが入っていますので、これを確保します。バネがはじけ飛ぶことは無いと思いますが、注意して取り出しましょう。次に、マウントカバーをとめている小さなビス3本を外し、電子接点を少し持ち上げ、接点のフレキに無理が行かないようにカバーを外します。

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後玉ユニットのリングにかに目穴がありますので、工具を使って廻して外し、ユニットを取り出します。裏返してみると~やっぱりカビてます(笑)。綺麗にしましょ。

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でもってクリーニング後組み立て。まあカビてるよりは全然マシになったでしょ。

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これで完成。αSweetデジタルに付けて記念撮影。カビ掃除前と後で描写が変わったか・・・これがまったく分かりませんで(笑)。結果的には掃除してもしなくても、私レベルでは同じなんでしょうけど、カビは目に見えますから、やっぱり掃除したくなっちゃいます。

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2007年11月12日 (月)

MINOLTA MAXXUM AF 50mmF1.7

ミノルタの標準レンズ。「AF 50mmF1.7」。「MAXXUM」名。外観から初期のAFレンズです。

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本レンズの機能としてはOKなのですが、全体的に汚れや傷、指標窓にヒビあり、外観はかなりやられています。レンズは一見綺麗にみえたのですが、光の加減を変えてみると、前玉裏側に大変な汚れ(後に画像があります)があるのに気づきましたので、分解してクリーニングします。

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前玉側から分解。工程は簡単です。銘板リングをゴムアダプタなどで外します。つぎにフードと一体になっているフィルター枠を外します。3本のビスてとまっているだけです。すると前玉ユニットをとめてるビスを外します。これも3本です。すると前玉ユニットがごっそり外せます。簡単でしょ。

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でもここからが難しいんです。前玉ユニットをひっくり返してみると、リングなどで固定されているのでなくて、プラスチックで固定されています。こうなるとレンチなどの工具では無理で、画像のようにカッターナイフでめぐりを削って取り出すことになります。メーカーだと前玉ユニットごとそっくり交換なんでしょうね。

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この方法は画像のような状態になるリスクがあります。使われているプラスチックは案外硬いもので、ナイフの刃がなかなか入らないんですね。ちょっと力を入れると今度は一気に削げてしまい、勢いでレンズの縁も削ってしまいます。使っているカッターナイフの問題もありますが、レンズに影響がないような方法または工具を現在探索中です。

とりあえすこうなることは承知していたこと。実際の写真に影響はほとんどないだろうということで、先に進みます。

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画像上から1群目、左が2群目、中央がスペーサ、右が3群目です。スペーサは2群目と3群目の間に入っています。

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1群目、前玉裏の汚れです。涙が流れたような跡。恐らく前玉を掃除する際に使ったクリーニング液が裏側に染み出したのでしょう。クリーニングペーパーに染み込ませず、直接レンズに「タラリ」が想像できます。実は私もやったことがあります(笑)。

でもってクリーニング。この涙状の汚れは綺麗に除去できたのですが、レンズの縁に油のようなものが染み込んでいて、何度もふき取るのですが、すぐにまた染み出してきます。今度は思い切ってアルコール漬けにして乾燥させてみたところ、結果は前よりはよくなったものの、それでも少し染み出してきます。ではということで、このアルコール漬けを3回繰り返してたら、ようやく染み出しがほんの僅かになったので、この辺りでOKということにしました。

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各レンズをクリーニングして組み立てます。最後に3群目を取り付けますが、まずレンズの縁の部分の処置をしないといけません。まあ処置と言っても簡単で「つや消し黒」を塗るだけです。塗ったあと前玉側からみてコバが光っていなければOKとします。

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あと3群目の固定ですが、削ってしまったプラスチックを元に戻すことは不可能なので、接着剤などで固定します。ただまた分解できるように、ゴム系のボンドなど、強力なものでないものが良いと思います。私はビスの緩み止めに使うマニキュアを使いました。強度的にはこれでも大丈夫だろうという計算です。

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接着が十分に乾燥したら、前玉ユニットが完成したら組み立てに入ります。画像は前玉ユニットを組み込む前のものです。ヘリコイドなどは外さないので、無限調整不要。ですから組み立ても非常に簡単です。

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綺麗になった前玉ユニットを取り付けます。ビス3本でしっかり固定します。あ~取り付け前にホコリなどを飛ばしておきましょう。

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画像ではわかりにくいですが、フィルター枠を取り付けました。これも3本のビスで取り付けます。ビスは前玉ユニットを固定するビスとは違い、やや長いビスとなっています。

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最後に銘板リングをねじ込んで完成です。レンズは綺麗になりましたので、ついでに外観もクリーニングして綺麗にします。ボディに付けて動作確認。ファインダーがクリア、フレアの発生も見受けられません。ミノルタ標準レンズの復活です。あとで使ってみましょう。そうそう注意点。前玉の水濡れに要注意です。また涙汚れになりますからね(笑)。フィルターを装着して保護するのが一番確実ですね。

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