PETRI

2008年2月18日 (月)

PETRI EE AUTO 135mmF3.8

かつてのペトリレンズ群は気合の入ったラインアップがありました。広角から超望遠まで魅力的です。そんな中、当時よく売れたであろうカメラとレンズ(当時のカメラ屋さんが勧めるのが28mm・50mm・135mmの3本セット)を入手。まあほとんどガラクタ同然にV6を2台に55mm3本と135mm1本をコンテナに転がっていたので拾ってきました(28mmが無かったのが惜しい)。

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今回はその135mmをお掃除することにします。症状は、1)レンズカビ、2)ヘリコイド超重たい、の2点。絞りは異常なし。で分解して行きますが、折り返し地点まで行ったり来たりしながらの作業でしたので、返しから画像を撮りました。ということで上の画像はレンズが綺麗になった清掃済みのものです。

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では手順です。まず銘板リングを外します。スリ割りがありますので工具を当てて外します(少量油を加えました)。ゴムアダプターでも良いかも知れませんが、この個体はびくともしませんでした。

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ピントリングを外します。3本マイナスビスで固定されているのと、リング外側にビス1本あります。ビスを外してピントリングをやや力を入れて「こじる」と外れます。これらのビスを外す前に忘れずにケガキをしておきます。なお大量に緩み止めがされているので綺麗に除去しておきましょう。

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外れました。長年の汚れが内部にあるので、綺麗にしておきましょう。

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前玉(1群目)を外します。押さえリングにスリ割りがありますので、工具を当てて外します。やや力が要りましたので、空振りしてレンズに傷つけないよう注意です。外したレンズを綺麗にしておきましょう。

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今度はマウント側からアクセスします。マウントのリングを外します。3本のビスの内、1本だけかに目なので専用工具で外します。

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絞り連動ユニット(正式名称は?です)が外れます。組み立て時は絞りリングを「EE」の位置にして、ユニットの「A」位置を、赤指標にあわせてはめ込みます。

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A-M切り替えリングを外します。リングにビス(伝達ピン)1本ありますので、これを外します(外さなくてもOK)。

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スチールボールが2個ありますので、これを確保します。リングを外したときに飛ぶことは無いとは思いますが、念のためビニール袋の中で作業するとよいでしょう。尚、確保は、セロテープで貼り付けて取ると良いです。

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外したA-M切り替えリングと伝達ピンにスチールボールです。上画像にありますが本体側の切れ込み部分が伝達ピンの入る場所なので、この伝達ピンは外さなくても大丈夫です。

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ストッパーのビスを外します。絞りリングが開放位置を通り過ぎないようにするためのストッパーの役と、リングが抜けないようにするための役割ですね。

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絞りリングの内側に連動バーがネジ止めされています。組み立て時は、絞りリングは「EE」位置にして、連動バーを取り付けます。上画像の位置になるはずです。

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外した絞りリングと連動バーとスチールボールです。スチールボールが3個ありますので、これを確保します。絞りリングを外すときと同じように作業しましょう。ここで忘れずに各リングや本体を綺麗にしておきましょう。

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また前に戻ります(マウントを先にしなくてもよかったのですが:汗)。この位置にケガキをしておきます(別の場所でもいいのですが、無限が復元できるようにするためです)。外周にあるビス3本を外します。

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前玉ユニットを外します。前玉ユニットにケガキした位置をよく確認しながら、ヘリコイドが抜ける瞬間位置を手先の感覚で掴んで、その位置を本体側にケガキします。組み立て時は、このケガキ位置からねじ込みすれば良い訳です。

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外したらヘリコイドのグリスを全て落とします。落としらレンズを綺麗にしましょう。綺麗になったら新たにグリスを塗ります。

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本体側のレンズも綺麗にしましょう。絞りが閉じていると掃除できないので、内部の機構を動かして開放にして行います。掃除中に絞りが出て来ないようにして作業します(絞りを最小からもっと進めると開放になります。組み立て時には正しい位置に戻し忘れないように)。

でここから折り返し元通りに組み立てれば完成です。電子部品がないので気が楽です。プラスチック部品もありません。ただ緩み止めの接着剤の量が多いので、ビスを緩めても部品が外れなくて、他に外さないといけないものがあるのかと、探し回る羽目になりましたそれがピントリングですね。ゴム巻き部分に何かあるのでは?とゴムを剥がすものっぺらぼうでした。おかげでゴムが少し伸びちゃいましたよ(涙)。

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ややカビ跡があるものの綺麗になりました。今度FTIIに付けてテスト撮影と行きたいですね。どんな感じなのかな~。う~ん明るさはともかくとして、最短2.5mがちょっとキツイかも。

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