SIGMA

2008年12月28日 (日)

SIGMA HIGH-SPEED WIDE 28mmF1.8II (MINOLTA AF)

シグマの大口径広角レンズ、HIGH-SPEED WIDE 28mmF1.8II。ジャンク品であります。理由は、レンズの曇りと若干のカビ。これでも十分ですが一番はやっぱり「べとつき」ですかね。持つと指にレンズが貼りついてきます。

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ASPHERICALとプリントされていて某メーカーでは誇り高き高級レンズとして扱われそうですが、本レンズは「べとつき」による埃が沢山付いてますので、そんな高級レンズという誇りもなにもなく野口さん1枚ほどでジャンク棚の片隅にという扱いでした(笑)。

さて今回ですが、外観のべとつきはエタノール等ですべて落とせば解決はするのですが、いっしょにプリントされた文字など消えてしまいますから、いよいよとなったらということで我慢してレンズの内部の清掃(曇りとカビの除去)にとどめることにします。

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でもってこれが前玉からアクセスしたところ。絞りの直前にあるレンズ面です。何か拭き残したような跡。いったいどうしてこのような汚れ方をするのか不思議です。

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アクセス方法は簡単。やっぱり純正品のようなコストをかけられないですから、構造的には簡単なのでしょうね。おかげで分解も楽ちんです。などと言いたいところだったのですが、お安いなりに精度的な問題もあって、一番最初の銘板リングを外すのが渋くてなかなか回せませんでした。ゆっくり慎重に適度な力で回して(とりつけも同じです)やっと(それでも5分ほどですが:汗)外れました。工場での組み立てはどうだったんでしょうかね。作業した方にでも聞いてみたいです。

各レンズエレメントははめ込んであるだけ。レンズサッカーを使って持ち上げます。曇りレンズまでレンズは3枚でした。そういえば非球面はどの部分でしょうか。まあどこでもいいか。

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汚れは曇りです。曇りというのは厄介な代物で、息を吹きかけたような表層の部分なら除去できる可能性は大きいのですが、基本的にレンズ面の腐食ですから拭っただけでは解決せず必ず研磨が必要になります。本レンズの場合は・・・残念ながら拭っただけではダメなものでした。まあそれでも薄くはなったので影響は減ったかな?といったところです。拭う前によく観察したのですが、表面には拭きムラがたくさんありました。どなたかが一度分解掃除しているようですね。その時の水分の残りが曇りを発生させたのかも知れません。

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では今度は後玉から。絞りの直後の面の清掃に行きます。これも難しいところはありません。簡単です。

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注意点は電子接点にくるフレキを傷めないように作業することですね。これを傷めると情けないことになりますんでね。

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後玉はユニット化されていて、上の画像のように外装を外したところで、ゴム手袋などを使ってユニットごとひねれば外せます。さらにユニットの内側のレンズもカバーリングをひねれば外せます。特に緩み止めはされていません。プラスチック製だからでしょうかね。おかげで分解掃除も楽なものです。

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絞りの直後のレンズ面です。小さなカビコロニーが幾つか点在しますね。これをお掃除します。一旦カビが発生するとカビから発生する酵素によりコーティングは腐食しますので、拭ってもカビ跡は残るものです。落ちないからと一生懸命擦ると場合によっては、コーティングを剥がしてしまいますのでほどほどにしてと諦めること。これが肝心なのですが、なかなかそうは行かず何度も失敗しています(笑)。

組み立てはすべて逆順で行えば完成です。

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これで内部の清掃はできました。使うのがちょっと「やだな」と思う手触りなのですが、せっかく内部を綺麗にたのですからとりあえず使ってみましょう(試写はまたあとで追記します)。どうしても「やだな」が我慢できなくなったら「べとつき」落としを決行します。

○試写追記(2008/12/29)

http://junkworldconn.cocolog-nifty.com/photos/gallery_sigma/jwc_test_20081229_sigma_28f18ii_01.html

http://junkworldconn.cocolog-nifty.com/photos/gallery_sigma/jwc_test_20081229_sigma_28f18ii_02.html

ちょいと使ってみた感じ「べとつき」はあんまり気になりませんでした。逆光では対策が必要ですね。付属品でパーフェクトフードがあったかと思うのですが、入手の本レンズには付いてませんでした。まあ代わりに手で覆えばよいものです。他描写的には特に問題はありませんです。

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2008年9月14日 (日)

SIGMA MIRROR-TELEPHOTO MC 600mmF8 (SR)

SIGMA MIRROR-TELEPHOTO MC 600mmF8 ミノルタSRマウント。強烈なカビとクモリありで、そのままボディに付けてファインダーを覗くと白い世界の広がるレンズであります(笑)。

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レンズ開口部、補正板の表面はご覧の通り。これカビをふき取ったところですが、コーティングが見事に落ちています。カビの威力はすごいですね。

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マウント側には差し込みフィルターがありますが、これもご覧の通り。枠が壊れてまっぷたつ。実は引っこ抜けなかったので、無理に引っ張りだしたらこの始末。

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クモリはこのレンズ。レンズというよりこれは反射鏡のようなものなので副鏡なのすが、ほとんど真っ白になっていました。上の画像は研磨にてクモリを落とした状態です。

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このようにレンズをスリ割りのある押さえリングとOリングが下画像の枠に入っています。

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枠は補正板に接着されているのですね。ボンドでくっついてるだけでしょうか?

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副鏡はクモリだけでなくて腐食もあります。外周の一部なのでそれほど影響ないものと考えますが・・・。

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研磨してクモリを除去したものです。これを戻すとファインダーの白さが見事に改善されたのですが・・・。

やはり実際のところほとんど使えないレンズでした。なんともピンの山が掴めず眠たい画面。実際の写りも眠たい芯のない絵。なんとも気持ち悪いです。クモリの面は研磨したとは言え素人の研磨。実際クモリはレンズ表面を侵食し滑らかではなくなります。そこを少々研磨したところで滑らかな面にはなってくれません。やはりきちんと磨かないと芯のある絵は出せないでしょう。

そんな芯のないサンプル画像をギャラリーにUPしておきます。こんな絵です。実用としてそれなりの絵を期待したいのであれば、こういった症状のレンズは買わない方が賢明かも知れませんね。

http://junkworldconn.cocolog-nifty.com/photos/gallery_minolta/20080914_01.html

http://junkworldconn.cocolog-nifty.com/photos/gallery_minolta/20080914_02.html

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